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Java開発

公開日: 2025/06/03

Java開発入門:エンタープライズでも活躍する万能言語

はじめに

Javaは1995年にSun Microsystemsからリリースされて以来、エンタープライズ向け開発やAndroidアプリ開発を支える中核的な言語です。本記事では、Javaの基本から、実際に使える開発例まで、初心者でもコピペで試せる形で紹介します。

基本情報・概要

Javaはオブジェクト指向プログラミング言語であり、プラットフォームに依存しない「Write Once, Run Anywhere(WORA)」の思想を持っています。JVM(Java Virtual Machine)上で動作することで、さまざまなOS上で同一バイナリが動作します。

比較・分類・特徴の表形式まとめ

項目内容
型付け静的型付け
実行環境JVMで実行
主な用途Webアプリ、モバイルアプリ、組込みシステム等

Javaの特徴は、安定性と保守性の高さにあります。特にエンタープライズ分野では、Spring Frameworkといった強力なライブラリ群が用意されており、大規模なシステムでも耐えうるスケーラビリティを誇ります。

深掘り解説

Javaの基本的なクラス定義と実行例を見てみましょう。

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello, World!");
    }
}

上記コードは

HelloWorld.java
として保存し、以下のコマンドでコンパイル&実行できます。

javac HelloWorld.java
java HelloWorld

次に、簡単なオブジェクト指向の例です。

public class Person {
    private String name;

    public Person(String name) {
        this.name = name;
    }

    public void greet() {
        System.out.println("こんにちは、" + name + "さん!");
    }
}

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        Person p = new Person("山田");
        p.greet();
    }
}

応用・発展的な使い方

JavaはGUI開発(JavaFX, Swing)、Webアプリ(Spring Boot)、REST APIサーバー構築など、多様な分野で活用できます。特に以下のような発展的活用が人気です:

  • Spring Bootを使ったWeb APIの構築
  • Android Studioを使ったモバイルアプリ開発
  • Apache KafkaやRabbitMQとの連携による非同期処理

よくある誤解と注意点

  • Javaは「重い」と誤解されがちですが、近年のJVMやJITコンパイルの最適化により、パフォーマンスは大きく改善されています。
  • メモリ管理が自動であるとはいえ、
    null
    による
    NullPointerException
    には注意が必要です。

まとめ

Javaは長年にわたり信頼されている安定した開発言語です。学習コストはやや高めですが、一度習得すれば多くの分野で活用可能です。まずは小さなプログラムから始めて、段階的にWebアプリや業務システムに応用していきましょう。