IPアドレス
公開日: 2025/06/03
IPアドレスとは?ネットワークの基本となる識別子の仕組みと種類
はじめに
IPアドレスは、インターネットやローカルネットワーク上の機器を識別するための番号であり、通信の基本単位です。
適切なIPアドレスの理解は、ネットワーク設計やトラブルシューティングに不可欠です。
この記事ではIPアドレスの基本概念や種類、割り当て方法をわかりやすく解説します。
IPアドレスの基本概念
IPアドレスは、32ビット(IPv4)または128ビット(IPv6)の数値列で表され、ネットワークとホストを識別します。
IPv4は「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で、人間にも読みやすい形式になっています。
- 例:
IPv4アドレス:192.168.0.1
IPv6アドレス:2001:0db8:85a3::8a2e:0370:7334
IPアドレスの種類
- IPv4:最も一般的な形式で約43億個のアドレスを提供。
- IPv6:IPv4の枯渇に対応し、膨大なアドレス空間を持つ次世代形式。
IPアドレスの分類(IPv4)
- クラスA:1.0.0.0 〜 126.255.255.255
- クラスB:128.0.0.0 〜 191.255.255.255
- クラスC:192.0.0.0 〜 223.255.255.255
- クラスD(マルチキャスト):224.0.0.0 〜 239.255.255.255
- クラスE(実験用):240.0.0.0 〜 255.255.255.255
IPアドレスの割り当て
- パブリックIPアドレス:インターネット上で一意に割り当てられるアドレス。
- プライベートIPアドレス:ローカルネットワーク内で使用されるアドレス(例:192.168.x.x、10.x.x.x)。
NAT(ネットワークアドレス変換)
プライベートIPとパブリックIPを相互に変換し、複数機器でのインターネット共有を可能にします。
まとめ
IPアドレスはネットワーク通信の基礎であり、種類や割り当ての理解がネットワーク運用に不可欠です。
IPv4からIPv6への移行も進む中、最新の動向を踏まえて学習を進めましょう。
ネットワーク設計や管理の第一歩として、基本をしっかり押さえることが重要です。