ラン後のプロテイン摂取
公開日: 2025/06/04
ラン後のプロテイン摂取
はじめに
ランニング後は汗やエネルギーだけでなく、筋肉にも目に見えないダメージが蓄積します。特に長距離を走った後やスピード練習後には、筋肉の分解が進んでいる状態です。このときに重要なのが「プロテイン=たんぱく質」の補給。適切なタイミングと量を守ることで、回復促進・疲労軽減・筋力維持に大きく貢献します。
基本情報・概要
プロテインとは「たんぱく質」のこと。筋肉・ホルモン・酵素・免疫細胞など身体のあらゆる構成要素に必要不可欠です。ランナーにとっても、速く走る・怪我を防ぐ・疲労を溜めない体を作るうえで、運動後のたんぱく質摂取は極めて重要です。
比較・分類・特徴の表形式まとめ
タイミング | 主な目的 | おすすめ摂取法 |
---|---|---|
運動後30分以内 | 筋分解抑制・筋修復の促進 | ホエイプロテイン+バナナ |
運動後1〜2時間以内 | 栄養の本格補給・体力回復 | 食事:ごはん+魚or鶏むね肉+味噌汁 |
就寝前 | 睡眠中の筋肉合成サポート | カゼインプロテイン、豆腐+温野菜 |
深掘り解説
ラン後の「ゴールデンタイム」
- 運動後30分以内は筋肉が最も栄養を吸収しやすいタイミング
- この間にプロテイン+糖質を一緒に摂ると筋合成が加速
- 目安:体重×1.2〜1.6g/日のたんぱく質を全体で補う
おすすめ摂取例
- プロテインシェイク+果物(例:ホエイ+バナナ)
- コンビニで揃えるなら:サラダチキン+おにぎり
- 自然食品派:卵+トースト、納豆+ごはん、豆乳+フルーツ
目的別のたんぱく質の選び方
- ホエイプロテイン:
- 吸収が速く、ラン後すぐに最適
- カゼインプロテイン:
- 吸収がゆっくり。就寝前におすすめ
- ソイプロテイン:
- 植物性で腹持ちがよく、低脂質。女性やダイエッターにも◎
応用・発展的な使い方
- BCAA/EAAと併用:
- 筋肉合成に必要な必須アミノ酸を強化
- リカバリードリンクとセットに:
- 炭水化物+プロテインの理想比率(3〜4:1)を満たせる
- プロテインバーを常備:
- 外出先や大会後でも手軽に補給できる
よくある誤解と注意点
- 「ランナーは筋トレしないからプロテイン不要」→ ×
- ランニングでも筋肉は使うため回復のために必要
- 「プロテインだけ飲めば回復できる」→ △
- 糖質も一緒に摂らないと吸収効率が下がる
- たんぱく質の過剰摂取は内臓に負担 → 1日トータル量を意識
まとめ
ラン後のプロテイン摂取は、筋肉の修復と次のパフォーマンス維持に欠かせない重要な栄養戦略です。運動直後は吸収効率が最も高いため、たんぱく質+糖質をセットで30分以内に摂ることがベスト。無理なく継続できる形で、あなたのランニング生活に取り入れてみましょう。