ToDoリスト活用術
公開日: 2025/06/08
ToDoリスト活用術:単なる「やることメモ」を“行動の武器”に変える方法
はじめに
「ToDoリストを作っても消化できない」「リストがどんどん膨らんでやる気がなくなる」——
そんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
ToDoリストは、使い方ひとつで“脳の外部記憶”にも“行動のエンジン”にもなります。
この記事では、成果につながるToDoリストの活用法と、陥りがちなNGパターンの回避策を解説します。
基本情報・概要
正しいToDoリストの目的 | 間違った使い方 |
---|---|
脳の記憶を外に出し、行動を明確にする | 気づいたことをとりあえず羅列するだけ |
優先順位をつけ、行動の順番を明確にする | 並べっぱなしで選ぶのに毎回迷う |
小さな達成感を積み上げて継続につなげる | チェックできず未完了が積もって罪悪感に変わる |
ステップ解説:成果につながるToDoリスト活用法
① 「行動できるレベル」にまで分解する
- ❌「企画書作成」→ ✅「構成案を書く」「過去資料を確認する」
→ タスクは「5〜30分で終わる“1アクション単位”」にするのがコツ
② 1日のToDoは「多くて5つ」に絞る
- やるべきことと、やれることは別。まずは実行可能な分量で設計
- 「今日の3つだけは必ずやる」=MIT(Most Important Tasks)思考を導入
③ 優先度・締切・所要時間を組み合わせて並べる
- 例:
- ★(優先度)+時間記号(5分/15分/30分)+期日
- タグや色分けで視覚的に判断しやすくするのも◎
④ 「完了感」を積み重ねてリズムをつくる
- ✅ チェックボックスで視覚的に“終わった”を実感
- ✅ 完了リストを残し、週末に「できたことレビュー」
⑤ リストを“毎日見直す習慣”を持つ
- 朝:今日のToDoを3つ選ぶ
- 夜:できたことをチェック+翌日へ持ち越し調整
→ 継続的な「確認」と「メンテナンス」がリストの命
応用・発展的な使い方
- ✅ Todoist/Googleタスク/Notion/手書き手帳など、自分に合った形式を選ぶ
- ✅ ルーティンタスクは繰り返し設定で自動化
- ✅ プロジェクト別リストを作成し、“今週着手する分”だけを日次ToDoに反映
- ✅ 「やらないことリスト」を併設し、判断軸を強化
よくある誤解と注意点
- 「リストに書いただけで満足してしまう」→ 実行計画まで落とし込むことで初めて機能する
- 「書いても終わらないタスクがある」→ サイズが大きすぎる/期限が曖昧なだけかも
- 「リストが増えすぎて混乱する」→ 日次/週次/月次と“階層管理”に分けるのがコツ
まとめ
ToDoリストは、単なる“やることメモ”ではなく、**“行動設計の道具”**です。
書く → 選ぶ → 実行する → 振り返る、の流れを習慣化すれば、日々の行動にリズムと達成感が生まれます。
まずは今日、「やることを3つだけ書き出し、それをすべて終わらせること」を意識してみてください。
そこから、“迷わず動ける1日”が始まります。