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肩甲骨はがし

公開日: 2025/06/05

肩甲骨はがし

はじめに

「肩が重い」「背中がこる」「腕が上がりにくい」——そんな症状があるなら、“肩甲骨はがし”が効果的かもしれません。デスクワークやスマホの使用によって肩甲骨が“背中に張りついた”ように動かなくなり、こりや疲労感の原因になります。本記事では、肩甲骨はがしの概要とストレッチ方法を解説します。

基本情報・概要

肩甲骨はがしとは、「肩甲骨の可動域を広げて、本来の動きを取り戻すためのストレッチ・体操」の総称です。医学的な正式名称ではありませんが、以下のような効果が期待できます:

  • 僧帽筋・菱形筋などのこわばりをほぐす
  • 背中や肩の血流改善
  • 姿勢改善(猫背・巻き肩の矯正)
  • 呼吸の深まり、代謝向上

特に「肩甲骨が寄らない」「回らない」「上がらない」と感じる人に最適です。

比較・分類・特徴の表形式まとめ

動きの種類内容と効果
肩甲骨寄せ両肘を後ろに引いて肩甲骨を中央に寄せる。姿勢のリセットとこり解消に有効。
肩回し(アームサークル)肩関節を中心に大きく回す動作。肩甲骨の動きと胸郭の連動を回復。
タオル・ストレッチ背中でタオルを上下に引っ張る。肩甲骨と腕の連動を深め、肩まわりをほぐす。
ひねり動作(背中ストレッチ)上半身をひねって肩甲骨まわりの筋肉を伸ばす。脊柱の柔軟性も高める。

継続的に行うことで、「動かす→はがれる→整う」という変化が実感できます。

深掘り解説

肩甲骨はがしの`基本ルーティン(5〜7分)`:

  1. `肩甲骨寄せ(10秒×3回)`\
    両肘を90度に曲げて後方に引き、肩甲骨を中央に寄せる。姿勢意識のトレーニングにも。

  2. `アームサークル(前後 各10回)`\
    肘を軽く曲げ、肩を大きく回す。胸・背中・首まわりを同時に動かせる。

  3. `タオル上下ストレッチ(30秒×左右)`\
    タオルの端を片手で上、もう一方で下から握り、引き合うようにして肩甲骨の可動を広げる。

  4. `四つん這いねじり(各30秒)`\
    四つん這いの姿勢から片腕を反対側の床にくぐらせて体をひねる。背中全体と肩甲骨を広く刺激。

  5. `肩甲骨パタパタ体操(20秒)`\
    肘を曲げた状態で小刻みに後ろへパタパタ動かす。緊張緩和に最適。

応用・発展的な使い方

  • `ストレッチポールやフォームローラー`を使うと、肩甲骨まわりの筋膜リリースができて効果アップ
  • `筋トレ(ローイング系)`との組み合わせで“動かせる背中”をキープ
  • `ヨガやピラティス`では、呼吸と連動した肩甲骨の動きが深まる

また、深呼吸を意識しながら行うことで、自律神経も整いやすくなります。

よくある誤解と注意点

  • 肩甲骨が「動かない」原因は、筋肉の緊張だけでなく「意識できていない」ことも多い
  • 無理に引っ張ると肩関節や首を痛めるため、反動をつけずゆっくり行うこと
  • ストレッチ中に肩をすくめると効果が下がるため、肩を下げて動かす意識を持つ

まとめ

肩甲骨はがしは、背中と肩の自由度を取り戻すシンプルで効果的な習慣です。日々のデスクワークやスマホ操作で固まりがちな肩まわりを、数分のストレッチでゆるめることで、姿勢・血流・呼吸・気分までもが改善されます。「肩が軽い」「背中が開いた」感覚を得るために、今日から1日1セット始めてみましょう。